イスラム教の入門・教義・文化ガイド

イスラム教の基礎知識から六信五行・コーラン解説・ハラール食のルール・イスラム文明の歴史まで。教養としてのイスラムを体系的に学べるポータルメディア。

すべて見る →

カテゴリ一覧

歴史・文明

イスラムの幾何学模様とは、偶像崇拝を避ける宗教的規範と、円の分割から生まれる作図技法が重なって発達した、イスラム美術の中心的な装飾表現である。コーラン本文には生き物の視覚的表現を禁じる明文はなく、禁止の根拠はハディースと9世紀以降の注釈にあるため、

信仰と実践

キブラとは、メッカのカアバ神殿へ向かう礼拝の方向であり、日本からはおよそ西北西、東京基準で約293度を向きます。カアバは北緯約21.4度・東経約39.8度にあり、地図では南西に見えやすいのに、実際には地球儀上の大圏でたどると北西寄りになる、そのずれがまず出発点です。

信仰と実践

イスラム教におけるタトゥー、音楽、写真は、しばしば「いずれも禁止」とまとめられますが、実際には禁止の強さも根拠も三者三様です。四大法学派が永久タトゥーをほぼ一致してハラームとする一方、音楽は今も見解が割れ、写真は伝統的な忌避から現代の多数派容認へと立場が移りました。

信仰と実践

イスラム教のトイレ作法は、礼拝の有効性に直結する清浄(タハーラ)の一部であり、単なる生活マナーではありません。法学書が清浄の章から始まることがその位置づけをよく示しており、留学先の学生寮で便器の脇に小さな蛇口と手桶が最初から備わっていたとき、

信仰と実践

日本人がムスリムと結婚する際の手続きは、婚姻届、ニカーフ、在留資格の3系統が同時に動く実務である。読者が最初に気にするのは「改宗しないと結婚できないのか」という一点ですが、そこには日本法、イスラム法、相手の家族という3つの層が重なり、答えが食い違うことが混乱の原因になります。

文化・暮らし

イスラム教徒の男性の装いとは、トーブ、頭飾り、髭、そして服装規定が重なって形づくられる日常の文化である。白い長袖ローブのトーブは、首から足首までを覆いながら強い日差しを反射し、風を通す実用性と慎みを両立させてきました。

文化・暮らし

在日ムスリムの友人宅を訪ねたとき、室内に犬の姿はなく、代わりに猫がごく自然にくつろいでいました。イスラム教では犬が「不浄」とされる、とよく言われますが、正確には犬そのものが邪悪なのではなく、唾液が礼拝の清浄を妨げると考えられてきたのです。

文化・暮らし

関西空港の祈祷室を訪ねたとき、男女別の静かな部屋にキブラの矢印とサジャダが用意され、隣接するトイレにはウドゥー用の洗い場まで整っていました。日本の礼拝室(祈祷室)は、こうした実地の配慮を軸に広がりつつあり、世界のムスリム海外旅行者が2024年に約1億7,600万人へ達した今、