文化・暮らし

ハラール食・服装・各国のムスリム文化を紹介

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ナイジェリアは、西アフリカ最大の人口を抱える国であり、その約半数がムスリムを占める、世界でも屈指のイスラム人口大国です。中東だけがイスラムの中心ではないという事実は、まずここで押さえておきたいところでしょう。 ナイジェリアのイスラムは征服ではなく、金と塩を運ぶサハラ縦断交易のなかで根づきました。

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バングラデシュは、2022年国勢調査で人口の約91%をムスリムが占める、南アジアでも際立ってイスラム色の濃い国です。ムスリム人口は約1億5500万人に達し、インドネシア、パキスタン、インドに次ぐ世界第4位規模でありながら、中東のイメージとは異なるベンガル・デルタでその宗教文化が育ってきました。

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モロッコのイスラムは、マグリブ(西方イスラム)という枠組みでこそ、その姿がはっきり見えてきます。中東アラブ世界の延長ではなく、ベルベル人(アマズィグ)の社会の上にアラブのイスラムが重なり、スンニ派マリキ学派を軸にスーフィズムや聖者信仰が根づいた独自の宗教文化だといえるでしょう。

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イスラム暦(ヒジュラ暦)は、月の満ち欠けだけで進む純粋な太陰暦で、1年が354日しかないため、西暦より約11日ずれていきます。だからこそ、毎年「今年のラマダーンはいつ始まるのか」が動き、季節と月名がぴたりと重ならない仕組みになっているのです。

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サウジアラビアとは、イスラム最高の聖地マッカと第二の聖地マディーナという二大聖地をともに領内に抱える、世界でただ一つの国である。世界に20億人近いムスリムがいて、1日5回カアバの方角へ礼拝し、生涯に一度の巡礼を目指すことを思えば、この国が持つ重みは地理の説明だけでは尽きません。

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イランは、イスラム教世界で多数派のスンニ派ではなく、少数派のシーア派を国教に掲げる唯一の国です。世界のムスリムの約85〜90%がスンニ派であるのに対し、イランの人口の90〜95%はシーア派、とくに十二イマーム派を信仰しており、この逆転した構図にははっきりした歴史があります。

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パキスタンは、1947年に英領インドから独立したイスラム国家であり、2023年国勢調査では約2億4150万人を抱える世界第5位の人口大国です。正式名称のパキスタン・イスラム共和国が示す通り、この国では国家の自己定義そのものがイスラムと結びついていますが、その根はもっと深く、

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エジプトは、人口の約9割をスンナ派ムスリムが占め、イスラム教を国教とする地域大国です。首都カイロは969年にファーティマ朝が築いた計画都市に起源を持ち、宗教・学術・政治の中心として長く機能してきました。

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サラートは、時間・向く方角・身体の動作がすべて定められたイスラム教の礼拝であり、思いつきの祈りとははっきり区別されます。筆者がカイロやイスタンブールでモスクや日常の場に礼拝を間近に見たときも、そこで見えてきたのは気持ちの高ぶりではなく、型を反復する静かな秩序でした。

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サウム(断食)はイスラムの五行の第4の柱であり、成人ムスリムに課される斎戒です。原義の「慎み避けること」が示す通り、これは単なる空腹の我慢ではなく、欲望や言動まで含めて自らを慎み、信仰心を高める営みとして理解されます。

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UAEは、イスラム教を国教とする連邦国家でありながら、2024年時点で人口の約88.5%を外国人が占める、多文化性の際立つ国です。ドバイとUAEのイスラム文化を理解する鍵は、この「国教としての規範」と「多国籍都市としての現実」が同居している点にあります。

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ムスリムの食事マナーは、単なる礼儀作法ではなく、日常のふるまいを信仰につなげるアダブの一部である。食事の前にビスミッラーと唱え、右手で食べ、食後にアルハムドゥリッラーで締めくくる所作には、それぞれに意味があります。