信仰と実践
六信五行や日常の礼拝・断食などの実践ガイド
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ラマダンとは?断食の意味とルール・免除
ラマダンは「断食の名前」ではなく、イスラム暦第9月を指す月名です。この月に行われる断食がサウム(斎戒)であり、暁から日没まで水を含む飲食を慎む一方、病気や旅行、妊娠・授乳、高齢、月経などには免除があり、その後の対応も後日補うカダーと、恒常的な困難に対するフィドヤとで区別して考える必要があります。
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ザカートとは|9:60の8区分と計算原理
大学の講義で五行を板書するとき、筆者はまず「義務的喜捨=ザカート(zakāt/زكاة)」と一言で示します。ザカートはイスラム教の五行の第三に位置づく宗教的義務であり、任意の慈善であるサダカ(ṣadaqa/صدقة)とは別に整えられた、制度的な再分配の仕組みとして理解するのが出発点です。
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礼拝(サラート)の方法|5回の時間帯とラカート数
カイロとイスタンブールでモスクを見学したとき、所作や読誦の細部には違いが見られた一方で、礼拝の成立を支える前提が驚くほど一貫していることが強く印象に残りました。イスラム教の礼拝であるサラートは、英語表記ではṣalātとされます。
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ハッジとは|一生に一度のメッカ巡礼の意味と流れ
ハッジは、イスラム教の五行の一つに数えられるメッカへの大巡礼であり、身体的・経済的に可能な成人ムスリムに一生に一度求められる実践です。つまり、万人に無条件で課される義務ではなく、条件を満たした人に向けて定められた宗教的行為として理解する必要があります。