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文化・暮らし

イスラム教徒の男性の装いとは、トーブ、頭飾り、髭、そして服装規定が重なって形づくられる日常の文化である。白い長袖ローブのトーブは、首から足首までを覆いながら強い日差しを反射し、風を通す実用性と慎みを両立させてきました。

文化・暮らし

在日ムスリムの友人宅を訪ねたとき、室内に犬の姿はなく、代わりに猫がごく自然にくつろいでいました。イスラム教では犬が「不浄」とされる、とよく言われますが、正確には犬そのものが邪悪なのではなく、唾液が礼拝の清浄を妨げると考えられてきたのです。

文化・暮らし

関西空港の祈祷室を訪ねたとき、男女別の静かな部屋にキブラの矢印とサジャダが用意され、隣接するトイレにはウドゥー用の洗い場まで整っていました。日本の礼拝室(祈祷室)は、こうした実地の配慮を軸に広がりつつあり、世界のムスリム海外旅行者が2024年に約1億7,600万人へ達した今、

文化・暮らし

イスラム教におけるアルコールは、酩酊して理性を失う状態を避けるという発想から禁じられてきました。在日ムスリムや海外のムスリムコミュニティを取材すると、同じ「アルコール」でも飲用、調味料、消毒では反応がまったく違い、その差は『コーラン』の段階的な啓示と、ハムルをどう捉えるかに結びついていると分かります。

文化・暮らし

ハラール化粧品は、イスラム法(シャリーア)に適合するよう成分と製造工程を整えたコスメであり、アラビア語で「許された」を意味するハラールと、その反対であるハラームの対で理解されます。世界に約18億人いるムスリムにとって、それは単なる表示ではなく、毎日肌に触れるものを安心して選ぶための品質保証の目印です。

文化・暮らし

ムスリム旅行者向けの受け入れは、日本の飲食店や宿泊施設にとって、すでに見過ごせない事業機会になっています。2024年に世界のムスリム国際旅行者は1億7600万人に達し、訪日外国人も2025年に4268万人と過去最多を更新しましたが、現場ではハラールフードの入手に不安を抱く旅行者が86.1%、

基礎知識

イスラム教徒の世界人口は、2010年の約16億人から2050年には約28億人へ増えると見込まれ、世界人口に占める割合も23%から30%へ上がります。2050年にはキリスト教徒の約29億人とほぼ肩を並べ、人類史でも稀な二大宗教拮抗が起こる見通しです。

基礎知識

ジンとは、イスラムの世界観で天使・人間と並ぶ第三の被造物であり、煙のない火から創られたとされる存在です。アラジンの魔人やゲームのイフリートで親しまれる西洋的な像とは異なり、信仰の体系の中では自由意志を持ち、最後の審判を受ける独立した存在として位置づけられます。

文化・暮らし

ムスリムの名前は、アラビア語を起源とするものが中心で、単なる呼び名ではなくアッラーや預言者ムハンマド、コーランに結びつく意味を帯びています。中東や東南アジア、在日ムスリムコミュニティを取材してきた筆者も、同じムハンマドという名が国や立場を越えて何人も現れるたびに、その広がりにまず驚かされました。

信仰と実践

ハラームとは、イスラム教で禁じられた行為や状態を指す概念であり、食事だけでなく金銭、信仰、対人関係まで生活全般に及びます。ハラールとの二分法と、ファルド・マンドゥーブ・ムバーフ・マクルーフ・ハラームという5段階を先に押さえると、個別の禁忌を暗記する前に全体の地図が見えてきます。

信仰と実践

イスラム教の一夫多妻制は、コーラン第4章3節を法源とする、同時に最大4人まで妻を持てる制度です。日本では「男性が無制限に妻を持てる仕組み」と受け取られがちですが、実際にはイスラム以前のアラビアで上限のなかった慣行に対して、むしろ数を制限する形で導入されました。

基礎知識

世界のイスラム教徒は、2020年時点で約20億人に達し、世界人口の約4分の1を占める。にもかかわらず、「イスラム教徒が多い国」と聞くと中東を思い浮かべがちですが、人数で最大なのはアラブ圏ではなく東南アジアのインドネシアで、約2億3900万人が暮らしています。