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文化・暮らし

モスクは、メッカの方角に向かって礼拝するムスリムのための日常の祈りの場であり、イスタンブールや在日ムスリムコミュニティを取材して歩くと、初めて入る同行者ほど「迷惑をかけないか」と身構えていました。実際には、無作法を避ける軸は複雑ではなく、信徒の祈りを妨げないことに尽きます。

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ジャザーカッラーフ・ハイランは、ムスリムが感謝を伝えるときに用いる定番表現で、「神があなたに良いことで報いてくださいますように」という意味を持つ祈りです。筆者が在日ムスリムや中東・東南アジアのコミュニティを取材すると、メッセージの締めにこの一言が添えられている場面を何度も目にしましたが、

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東アラビア数字は、エジプトからイラク、アラビア半島にかけて広く使われる ٠١٢٣٤٥٦٧٨٩ の字形であり、私たちが日常使う 0〜9 と同じインド起源を共有する数字体系です。アラビア語圏の市場や紙幣で目にするこの数字は、紙の上では身近でも、初学者には見慣れない別の文字に見えるでしょう。

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ヒジャブ、ニカブ、ブルカは、いずれもイスラム圏の女性が身につけるベールですが、見分ける軸は「どこまで隠すか」にそろえると一気に整理できます。東南アジアや日本国内のムスリムコミュニティを取材すると、同じヒジャブでも巻き方や色は国や世代で驚くほど違い、現地では誰も一括りにはしていませんでした。

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インシャアッラーは、アラビア語で「もし神が望んだならば」を意味する言葉で、未来の予定や願望にそっと添える表現です。中東や東南アジアを旅するとき、あるいはムスリムの友人と話すときに頻出し、英語の God willing や hopefully に近い感覚で受け取ると理解しやすいでしょう。

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ビスミッラーは、「アッラーの御名において」を意味するアラビア語の定型句で、正式にはバスマラ、別名タスミヤと呼ばれます。完全形は「慈悲あまねく慈愛深きアッラーの御名において」で、日常で口にする短縮形はその冒頭だけを取り出した言い方です。

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アルハムドゥリラー(الحمد لله, al-ḥamdu li-llāh)とは、「(すべての)称賛はアッラーに属する」という直訳を持つアラビア語の定型句であり、日常では「おかげさまで」に近い感覚でも使われます。

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モーリタニア・イスラム共和国は、国民の約99.1%がイスラム教徒を占める、世界でも有数のイスラム色の濃い国である。1991年の憲法改正でシャリーアが正式に採用され、国家そのものがイスラムと深く結びついてきたことが、この国の出発点になります。

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ガンビアは西アフリカ大西洋岸にある小国ですが、国民の約96.4%がムスリムという、信仰の密度がきわめて濃い社会です。筆者がイスラム圏を10カ国以上歩いて感じてきたのは、地図の大きさと宗教の存在感は必ずしも一致しないということでしたが、ガンビアはその差がとりわけはっきり見える国でした。

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ジブチは、アフリカの角に位置する人口約117万人の小国でありながら、国民の94〜98%がムスリムを占める、世界でも屈指のイスラム濃度を持つ社会です。紅海を挟んでアラビア半島と向き合う地理は、7世紀にアラブの交易商人が信仰を運び込んだ背景と重なり、

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コモロは、インド洋のモザンビーク海峡に浮かぶ火山島からなる小国で、人口約85万人のうち98%以上がムスリムを占める、世界でも屈指のイスラム浸透国です。9〜10世紀以降、この島々にはインド洋交易と移住の波が重なり、シーラーズィーやイエメン・ハドラマウト出身のハドラミーがスワヒリ世界の交易網を通じて信仰を運び、

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パレスチナのイスラムは、7世紀のイスラム化とその後の長い重層史の中で形づくられた、エルサレムを中心とする宗教文化である。筆者がトルコ、モロッコ、ウズベキスタンなどイスラム圏十数か国を歩いてきた経験から見ても、旧市街のハラム・アッシャリーフほど、複数の宗教の聖地が物理的に層を成している場所は稀でした。