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モスクとは|礼拝所の役割と建築を基礎から学ぶ
イスタンブールで複数のモスクを見学したとき、床のカーペットに織り込まれた直線模様が、礼拝者の列(サフ)を声をかけなくても自然に整えていく光景に目を奪われました。モスクとは、イスラム教の礼拝所であり、アラビア語ではマスジド(masjid)、つまり「平伏する場所」を意味しますが、
コーランとは|成立・構成・読み方の基礎
コーラン(アラビア語で al-Qur'an)は、語義として「読誦されるもの」を指すイスラム教の聖典であり、まずは「ムハンマドが書いた本」と捉えないところから理解が始まります。
コーラン114章の全体像|配列・主題・あらすじ
筆者が最初にコーランを通読したとき、冒頭の開端章の次に最長の雌牛章が置かれているのを見て、これは啓示の順番どおりに並んだ書物ではないのだと直感しました。114章から成るクルアーンは、第1章を特例として、その後はおおむね長い章から短い章へ配列されており、
コーランと旧約聖書の関係|共通物語と違い
コーランと旧約聖書は、アダム、ノア、アブラハム、モーセといった共通の人物と物語を多く含みますが、同じ本を別の名前で呼んでいるわけではありません。両者は共通起源を持つ説話を分かち合いながらも、聖典としての位置づけ、語りの運び方、神学的な焦点に明確な違いがあります。
コーラン日本語訳おすすめ3選|読み方のコツ
コーランの日本語訳を選ぶときは、岩波の井筒俊彦訳、中公の藤本勝次・伴康哉・池田修訳、日亜対訳注解 聖クルアーンの三田了一訳を、文体・原文への忠実性・注解の厚み・原文併記の有無で見比べると迷いが減ります。
ハディースとは|スンナとの違いと基礎知識
ハディースとは、預言者ムハンマドの言葉・行為・黙認を伝える伝承の総称で、本文であるマトン(内容)と、誰から誰へ伝わったかを示すイスナード(伝承経路)から成ります。コーランが神の啓示とされる聖典であるのに対し、ハディースはそれを補足しつつ、預言者の範例であるスンナを具体的に伝える文献層です。
シャリーアとは?法源・解釈・適用を整理
「シャリーア」と聞いて、まず厳しい刑罰を思い浮かべる方は少なくありません。けれども、その原義は「水場へ至る道」、すなわち神が示す生の道筋であり、礼拝や断食のような信仰実践から、婚姻や取引にかかわる規範までを含む、もっと広い枠組みです。
イスラム教の天使と来世|クルアーンと伝承で読む体系
クルアーンを通読して関連するアーヤを縦に追っていくと、天使(マラーイカ)は単なる超自然的存在の一覧ではなく、啓示を預言者へ運ぶ働きから、人の死、バルザフ(死後の中間状態)、角笛、復活、審判へと連なる一つの世界像の中で立ち上がってきます。
ハラールとは|食べてOK・NGの食品一覧と認証マークの見方
ハラール(ハラル)はイスラム法で許された食品基準。豚肉・アルコール以外にも注意すべき原材料があります。コンビニ・スーパーで使える食品判別リスト、日本のハラール認証マーク一覧、ムスリムの友人を食事に誘うときのポイントまで解説。
ハラール食品一覧|食べられる・注意・避ける
コンビニでラムネ菓子を手に取ったとき、原材料欄の「ゼラチン」「乳化剤」に目が止まり、由来が書かれていないだけで判断が止まることがあります。社員食堂でも「ポークフリー」と書いてあれば安心だと思いかけて、実際には調味料や下処理まで見ないと何も言えないと痛感しました。
イスラム教で豚肉が禁止の理由|ハラームの意味
イスラム教で豚肉が禁じられる第一の理由は、豚が不潔だからでも健康に悪いからでもなく、コーランに明文でそう定められているからです。筆者が雌牛章 2:173、食卓章 5:3、家畜章 6:145、蜜蜂章 16:115を並べて読むと、「死肉・血・豚肉・神以外に献げられたもの」という並列が繰り返し現れ、
ラマダンとは?断食の意味とルール・免除
ラマダンは「断食の名前」ではなく、イスラム暦第9月を指す月名です。この月に行われる断食がサウム(斎戒)であり、暁から日没まで水を含む飲食を慎む一方、病気や旅行、妊娠・授乳、高齢、月経などには免除があり、その後の対応も後日補うカダーと、恒常的な困難に対するフィドヤとで区別して考える必要があります。