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文化・暮らし

サウム(断食)はイスラムの五行の第4の柱であり、成人ムスリムに課される斎戒です。原義の「慎み避けること」が示す通り、これは単なる空腹の我慢ではなく、欲望や言動まで含めて自らを慎み、信仰心を高める営みとして理解されます。

文化・暮らし

UAEは、イスラム教を国教とする連邦国家でありながら、2024年時点で人口の約88.5%を外国人が占める、多文化性の際立つ国です。ドバイとUAEのイスラム文化を理解する鍵は、この「国教としての規範」と「多国籍都市としての現実」が同居している点にあります。

歴史・文明

ウマル・イブン・ハッターブは、592年頃に生まれた第2代正統カリフで、634年から644年までのわずか十年にイスラム共同体をアラビアの一勢力から大帝国へ押し上げた人物です。

文化・暮らし

ムスリムの食事マナーは、単なる礼儀作法ではなく、日常のふるまいを信仰につなげるアダブの一部である。食事の前にビスミッラーと唱え、右手で食べ、食後にアルハムドゥリッラーで締めくくる所作には、それぞれに意味があります。

文化・暮らし

ラマダンは、イスラム暦第9月に行われる断食月で、ムハンマドの教えに連なる五行のひとつとして位置づけられています。日中はスフールから日没まで飲食を断ちますが、夜になると日没のアザーンとともにイフタールが始まり、家族や友人、時には見知らぬ旅行者まで食卓に迎える温かな時間へと景色が変わります。

歴史・文明

アブー・バクルは、573年ごろに生まれ634年に没したムハンマド最古参の教友で、632年から634年まで初代正統カリフを務めた人物です。預言者の娘アーイシャの義父でもあり、メディナの共同体にきわめて近い位置から、崩れかけた信仰のまとまりを支え直しました。

歴史・文明

アリー・イブン・アビー・ターリブは、601年頃に生まれた預言者ムハンマドの父方の従弟であり、娘ファーティマの夫でもあった人物です。スンニ派では第4代正統カリフ、シーア派では初代イマームとされるこの二つの顔を、この記事では時系列に沿って整理していきます。

文化・暮らし

イスラムの結婚は、ムスリムの生活を支える契約行為であり、ニカーフと呼ばれる当事者間の合意によって成立します。キリスト教の秘跡のような宗教儀式とは出発点が異なり、筆者が各地のムスリムコミュニティを取材する中でも、国が変われば同じ「結婚」の雰囲気がまるで違うことに何度も驚かされました。

文化・暮らし

ムスリムの1日は、夜明け前のファジュルから夜のイシャーまで、5回の義務礼拝で区切られます。礼拝時刻は時計の固定時間ではなく太陽の動きに連動して決まるため、起床や食事、仕事の段取りまでが自然とそのリズムに沿って組み立てられていきます。

文化・暮らし

イスラムの服装規定は、アウラ(隠すべき部位)を慎み深く覆い、ハヤー(慎み)を身につける実践として理解されるもので、単なる衣服のルールではありません。御光章24章31節と部族連合章33章59節がその根拠になり、ただしコーラン本文が細部まで書き切っていないため、

文化・暮らし

イスラムの相続(ファラーイド)とは、コーラン第4章「婦人章(アン=ニサー)」の第11・12・176節を軸に、神が定めた固定の取り分で遺産を配分する制度である。カイロ留学中にホームステイ先で親族の相続を電卓で割り出す場面に立ち会ったとき、日本の遺産分割協議との違いは、

文化・暮らし

アッサラームアレイクムは、「あなた方の上に平安あれ」を意味するイスラムの正式な挨拶で、約20億人のムスリムが国や言語を超えて共有しています。日本語では便宜的に「こんにちは」と訳されますが、本質は相手の平安を神に祈る言葉であり、朝昼晩を問わず一日中使える点が、日本語の時間帯別の挨拶と大きく異なります。