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ムハンマドの生涯|年表と史料で読む人物像
ムハンマドの生涯は、570年頃の誕生から610年頃の初啓示、622年のヒジュラ、630年のメッカ征服、632年の告別巡礼と死去までを押さえると、イスラム史の全体像が一気に見えてきます。ムハンマドはアラビア語でمحمدと表記され、メッカはマッカ、マディーナはメディナとも表記されます。
スンナ派とシーア派の違い|歴史・権威・実践で比較
大学の初回講義でこのテーマに触れると、少なくない学生がスンナ派とシーア派の違いを「政治対立の話」とだけ受け取りがちです。けれども分岐の出発点は632年のムハンマド(Muḥammad)没後の後継者をめぐる問題です。
ムスリム人口の最新データ【2026年版】日本42万人・世界20億人の分布
日本のムスリム人口は推計約42万人(2024年末)。世界全体では約20億人で、最多地域は中東ではなくアジア太平洋。Pew Research Center等の調査データをもとに、国別ランキング・地域別分布・日本国内の動向を解説。
モスクとは|礼拝所の役割と建築を基礎から学ぶ
イスタンブールで複数のモスクを見学したとき、床のカーペットに織り込まれた直線模様が、礼拝者の列(サフ)を声をかけなくても自然に整えていく光景に目を奪われました。モスクとは、イスラム教の礼拝所であり、アラビア語ではマスジド(masjid)、つまり「平伏する場所」を意味しますが、
コーランとは|成立・構成・読み方の基礎
コーラン(アラビア語で al-Qur'an)は、語義として「読誦されるもの」を指すイスラム教の聖典であり、まずは「ムハンマドが書いた本」と捉えないところから理解が始まります。
コーラン114章の全体像|配列・主題・あらすじ
筆者が最初にコーランを通読したとき、冒頭の開端章の次に最長の雌牛章が置かれているのを見て、これは啓示の順番どおりに並んだ書物ではないのだと直感しました。114章から成るクルアーンは、第1章を特例として、その後はおおむね長い章から短い章へ配列されており、
コーランと旧約聖書の関係|共通物語と違い
コーランと旧約聖書は、アダム、ノア、アブラハム、モーセといった共通の人物と物語を多く含みますが、同じ本を別の名前で呼んでいるわけではありません。両者は共通起源を持つ説話を分かち合いながらも、聖典としての位置づけ、語りの運び方、神学的な焦点に明確な違いがあります。
コーラン日本語訳おすすめ3選|読み方のコツ
コーランの日本語訳を選ぶときは、岩波の井筒俊彦訳、中公の藤本勝次・伴康哉・池田修訳、日亜対訳注解 聖クルアーンの三田了一訳を、文体・原文への忠実性・注解の厚み・原文併記の有無で見比べると迷いが減ります。
ハディースとは|スンナとの違いと基礎知識
ハディースとは、預言者ムハンマドの言葉・行為・黙認を伝える伝承の総称で、本文であるマトン(内容)と、誰から誰へ伝わったかを示すイスナード(伝承経路)から成ります。コーランが神の啓示とされる聖典であるのに対し、ハディースはそれを補足しつつ、預言者の範例であるスンナを具体的に伝える文献層です。
シャリーアとは?法源・解釈・適用を整理
「シャリーア」と聞いて、まず厳しい刑罰を思い浮かべる方は少なくありません。けれども、その原義は「水場へ至る道」、すなわち神が示す生の道筋であり、礼拝や断食のような信仰実践から、婚姻や取引にかかわる規範までを含む、もっと広い枠組みです。
イスラム教の天使と来世|クルアーンと伝承で読む体系
クルアーンを通読して関連するアーヤを縦に追っていくと、天使(マラーイカ)は単なる超自然的存在の一覧ではなく、啓示を預言者へ運ぶ働きから、人の死、バルザフ(死後の中間状態)、角笛、復活、審判へと連なる一つの世界像の中で立ち上がってきます。
ハラールとは|食べてOK・NGの食品一覧と認証マークの見方
ハラール(ハラル)はイスラム法で許された食品基準。豚肉・アルコール以外にも注意すべき原材料があります。コンビニ・スーパーで使える食品判別リスト、日本のハラール認証マーク一覧、ムスリムの友人を食事に誘うときのポイントまで解説。